副業で簡単に稼げると謳うAI service(AIサービス)。しかし、その裏には危険が潜んでいるかもしれません。今回は、このサービスの実態と注意点を徹底解説します。
AI service(AIサービス)の実態と危険性:知っておくべき7つのポイント
AI service(AIサービス)について調査した結果、以下の重要なポイントが明らかになりました。
- 高性能AIによる自動運用を謳うが、具体的な実績や仕組みは不明瞭
- 運営会社は設立間もない新規企業で、信頼性に疑問
- レンタルオフィスを使用しており、安定性に欠ける
- 金融庁に無登録で自動売買ツールを提供している可能性
- 低価格の入り口商品から高額なオプションプランへの誘導の危険性
- キャッシュバック特典には厳しい条件が設定されている
- 消費者庁が注意喚起している手口と類似点が多数
AI service(AIサービス)は、高性能AIによる自動運用で簡単に稼げると謳っています。しかし、その実態には多くの疑問点や危険性が潜んでいます。以下、詳しく見ていきましょう。
謎に包まれた高性能AI:実績と仕組みの不透明性
AI service(AIサービス)は、「未来察知アルゴリズム」を搭載した超高性能AIが24時間稼働し、高い収益を生み出すと主張しています。しかし、このAIの具体的な仕組みや実績については一切公開されていません。
通常、信頼できる投資サービスであれば、過去の運用実績やリスク管理の方法などを詳細に開示するものです。それらの情報が一切ないということは、このAIの性能や信頼性に大きな疑問符がつきます。
また、「完全自動x複利効果で絶えず利益が利益を生成」「最大月利51%、平均月利33%」といった表現は、非常に誇大な印象を与えます。投資には必ずリスクが伴うものであり、このような高い利益率を安定して出し続けることは現実的には極めて困難です。
新規設立の運営会社:信頼性と安定性の欠如
AI service(AIサービス)を運営する株式会社GWは、令和5年11月15日に設立された新規の会社です。つまり、この記事を書いている時点で設立からまだ1年も経っていない非常に若い企業ということになります。
一般的に、投資や金融サービスを提供する企業には、長年の実績と安定性が求められます。なぜなら、顧客の資産を扱う以上、企業の信頼性と継続性が極めて重要だからです。
新規設立の会社が、すぐに高度なAI技術を用いた投資サービスを提供できるとは考えにくく、この点からもAI service(AIサービス)の信頼性には大きな疑問が残ります。
レンタルオフィスの使用:安定性への不安
AI service(AIサービス)の運営会社である株式会社GWは、レンタルオフィスを使用しています。レンタルオフィスは、短期間で簡単に契約や解約ができるため、ビジネスの立ち上げ期には便利な選択肢です。
しかし、投資サービスを提供する企業としては、安定性や継続性の面で不安が残ります。レンタルオフィスは、いつでも簡単に引き払えるため、問題が発生した際に運営者が突然姿を消してしまうリスクがあるのです。
また、レンタルオフィスには様々な形態があり、中にはバーチャルオフィスと呼ばれる、実際には物理的なオフィスを持たず、住所だけを借りているケースもあります。このような場合、実態のない会社である可能性も否定できません。
金融庁への無登録:法的リスクと投資者保護の欠如
AI service(AIサービス)を運営する株式会社GWは、金融庁に登録を行っていない可能性が高いことが分かりました。これは非常に重大な問題です。
金融商品取引業を営む企業は、原則として金融庁への登録が義務付けられています。この登録制度は、投資者保護のための重要な仕組みです。登録業者は、顧客の資産の分別管理やトラブル時の対応窓口の設置など、様々な義務を負います。
無登録で投資サービスを提供することは、法律違反の可能性があるだけでなく、顧客の資産が適切に保護されない危険性があります。金融庁も無登録業者との取引に関して強く注意を呼びかけており、このような業者とは関わらないことが賢明です。
低価格の入り口と高額なオプション:巧妙な営業戦略の罠
AI service(AIサービス)は、わずか1,980円でマニュアルを購入できるとしています。この低価格設定は、多くの人に手を出しやすくさせる巧妙な戦略です。しかし、この後に待ち受けているのは、高額なオプションプランへの勧誘です。
消費者庁が注意喚起しているように、このような手法は悪質な業者がよく使う手口です。最初は安価な商品で顧客を引き込み、その後電話などで直接コンタクトを取り、高額なサポートプランへの加入を強く勧めてくるのです。
これらのオプションプランは、数十万円から100万円以上という非常に高額な設定になっていることが多く、一度契約してしまうと取り返しのつかない損失を被る可能性があります。低価格の入り口に惑わされず、その先にある高額プランの存在を常に意識しておく必要があります。
キャッシュバック特典の落とし穴:厳しい条件と返還義務
AI service(AIサービス)は、最大3万円のキャッシュバックを謳っています。一見魅力的に見えるこの特典ですが、実際にはかなり厳しい条件が設定されています。
キャッシュバックを受けるためには、FX口座の開設や入金、長期間のツール運用など、複数のミッションをクリアする必要があります。特に、3ヶ月間や半年間の運用を求められるミッションは、長期にわたってリスクにさらされることを意味します。
さらに注意が必要なのは、「購入代金の一部を含む、返金が生じた場合はキャッシュバックの全額をご返還いただきます」という条件です。つまり、何らかの理由で返金を求めた場合、既に受け取ったキャッシュバックも返還しなければならないのです。
このような厳しい条件付きのキャッシュバックは、顧客を長期間サービスに縛り付け、簡単に退会できないようにする手段として機能する可能性があります。魅力的に見えるキャッシュバック特典も、実際には大きなリスクを伴う可能性があるのです。
AI service(AIサービス)の真実:安全な副業選びのために
AI service(AIサービス)は、高性能AIによる自動運用で簡単に稼げると謳っていますが、その実態には多くの疑問点と危険性が潜んでいます。新規設立の会社による無登録での金融商品取引、不透明なAIシステム、高額なオプションプランへの誘導など、注意すべき点が多数存在します。
安全で確実な副業を探すためには、このような怪しげな謳い文句に惑わされず、しっかりと実績と信頼性のある企業やサービスを選ぶことが重要です。金融庁への登録状況の確認、運営会社の実績調査、利用者の評判チェックなど、慎重な調査を行った上で判断することをおすすめします。
副業で収入を得ることは可能ですが、それには適切な知識と慎重な判断が必要です。AI service(AIサービス)のような危険性の高いサービスには手を出さず、自身のスキルや興味に合った、より安全で持続可能な副業の選択肢を探すことが賢明でしょう。
コメント